Hello, Woods

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見えない部分が大事!!

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こんにちは。

今回は比較的重要な内容でして、床張り替えのリフォームでの出来事をご紹介させて頂きます。

当初は脱衣の床がちょっとブカブカするとのことだったので家もそんなに古くないし、外観も内装も綺麗な状態だったこともあり「合板が湿気で劣化してるんだろうから合板を取り替えて床張れば大丈夫!」と思っていました。しかし、開けてびっくり!!大引が腐ってボロボロに。。。大引とは非常に大事な部材で床の重みを支える大元の部分になります。重症です。。。

床の張替えの場合、普通は大引と根太は大丈夫なので表面の床材を張り替えるのですが今回は大引、根太、床と交換させて頂きました。

特に大引は作業場にて新しく作り直し、たっぷりと防腐剤を染み込ませ元どおりに叩き込んで念入りに仕上げました。やはり施工が終わると見えなくなる部分なので工事途中でしっかりとお客様にも目視で確認してもらい構造的にも精神衛生的にも安心を生む必要がありますね。

ここまで重症なのは稀ですが、もし家の床がブカブカするとか、腐りがあるなどといった症状にお気付きの際は出来るだけ早めにご連絡ください。

 

 

 

二階ベランダリフォーム

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ちょっと大掛かりな工事でした。

当初は雨どいの取り替え工事の予定でしたが、打ち合わせの段階で気付いてしまいました。。。。経年劣化と地震により二階のベランダに真ん中から大きくひび割れが、、、しかも補修程度では修復できそうになく危険と判断し全て取り壊してからのリフォームをさせて頂きました。

 

モルタルのベランダを切り崩しながら撤去し、九州産のスギ材で新しく下地を製作。湿気対策をしながら外装板を貼っていきます。仕上げにこれでもか!と言わんばかりに入念に防水処理をして、最後に吹き付け塗装で完了いたしました。水の侵入には最も気を使います。完成後はベランダの重量も以前と比べ約半分になっている計算なので家への負担も大分減ったと思います。

今回はお客様のご提案でベランダ部分だけ他の外壁と違う色にしてアクセントにしたい!とのことでしたので元の白い外壁に対してベランダ部分には赤茶色を使用することでデザイン性が格段にアップした仕上がりとなりました!!普段は必死でペンキの色合わせと調合を行い古い外壁との色の違いを最小限に抑えておりましたが今回は我々にとっても貴重な経験でした!!やっぱり遊び心やセンスって大事ですね。

 

そしていつもながら今回も完成写真撮り忘れました。。。申し訳ありません。。。完成後は張り詰めていた現場の緊張が一気に抜けてしまうせいか写真を撮ることを忘れてしますんですよね。。。以後気をつけます!

そして施主のY様、いつもながら大変お世話になりありがとうございました。

屋根葺き替えと仏間

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こんにちは♩ブログリニューアル後、やっと2回目です。

お待たせいたしました!!今日は現場別にいくつかご紹介しようと思っております。

 

今年は特に暑いこともあり野外の仕事が辛く感じます。。。

そんな中、屋根の葺き替え工事。いつも以上に気合を入れて働いたら熱中症になってしましました。(笑)今後は気をつけます。

作業としては元の瓦を全て降ろして下地の古い防水紙や木部を取り除き完璧に掃除。その後痛んでる部分の補修をして新しく九州産の杉板で下地を作り直します。割と単純なんですが炎天下の屋根の上で廃材を降ろしたり、材料や道具を上げたりなどしていると意識が朦朧としてきます。しかし、これからの雨や台風に間に合わせることができてお客様も僕らも一安心ですね!

台風や豪雨による一時的な雨漏りは仕方がないですが、雨漏りが続くと家はあっという間に死んでしまいますので皆様も何かあれば早めにご連絡ください!!

 

そして炎天下で朦朧とした後は、天国のような室内でした。

と言っても汗だくだくですが。。。

写真の右側はもともと押入れだった箇所を仏間に改装しております。

材料はヒノキ、スギ、マツを使用。向かって左側にはスライド式の収納棚も完備しお年寄りの方でも簡単に棚の奥の物が取り出せるよう工夫しております。(完成写真、、、撮り忘れました。。。)

使わない物を何十年も仕舞って活用できてない押入れがありましたら、このようにリフォームして仏間や洋風のクローゼットなどに作り直すのもおすすめです!!埋金木工所は一般的なリフォーム会社が使用する既製品は使用しないのでお客様の要望やアイデアに幅広く柔軟に対応できることが強みです!何なりとご相談ください!

ブログリニューアル Chapter 1

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 埋金木工所のブログが新しくなりました。

普段は大工工事などの現場紹介が多いのですが、1話目ということで、これぞ「木」というお話を。

写真は先日作製した杉の一枚板テーブル。オーダーのテーブルですが今回のお客様はなんと20代女性の方でした。お目が高いですね。杉のテーブルは和風感が強いので若い方よりもご年配の方がよく好まれますが、実はコーディネート次第でモダンな雰囲気がしっかり出る上に柔らかさがあるので人との馴染みも早くおすすめなんです。またこの厚さ、赤身の量があれば100年はもつので長く使えるうえに飽きたら別のテーブルや子ども用の机にリメイクなど将来性も抜群です。どうしても今の大量生産、大量消費の世の中だとテーブルすらも安いものを引越しのたびに買い換えるなど使い捨ても多いですよね。。。その点を考えると今回のお客様は決して安い買い物ではないけれども作品の価値や将来性をしっかりと理解されてて私自身も嬉しくなりました。

 

素材にもこだわり塗装は亜麻仁油と蜜蝋ワックスとすべて自然素材で仕上げております。シミやキズがどうしても付いてしまいますが、そここそが味と愛着につながりますので可愛がってあげてくださいね。

 

という素晴らしいお客様との出会いが第1回目のストーリーでした。