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古民家改修工事がスタート!感謝を込めた解体と未来への一歩

古民家改修工事がスタート!感謝を込めた解体と未来への一歩

こんにちは、埋金木工所です。

今回は、長年地域に寄り添ってきた古民家の改修工事が始まった現場から、解体作業の様子と施主様との打ち合わせについてお伝えします。

古民家は、その土地の歴史や文化を語る大切な存在です。そのため、単なる「解体工事」ではなく、建物への感謝と敬意を込めた「新しい息吹を吹き込むための準備」として丁寧に進めています。

感謝を込めた丁寧な解体作業

今回の古民家は、築約150年の風格ある建物。

解体作業は、長年頑張ってくれた建物への「ありがとう」の気持ちを込め、慎重に手作業で進めます。特に、柱や梁など今後も活かす部分を残すため、一本一本の材を確認しながら解体するのは緊張感のある作業です。

建物全体を見渡すと、経年の傾きや老朽化が見られる箇所がありましたが、それもまた時の流れを感じさせるもの。施主様と現場で直接打ち合わせを行い、「どこを残し、どこを補強するか」を共に確認しました。

柱を残し、未来を支える補強計画

今回の解体では、建物を一旦柱だけの状態に戻し、全体の構造を再確認します。特に古民家では、築年数に応じた傾きや歪みがどうしても発生しますが、これを適切に補正することで、これからの住まいとして安心して暮らせる空間を実現します。

現場では、施主様と補強の具体的な進め方について意見を交換しました。たとえば、基礎部分の耐震補強や梁の追加など、「今だからできる工事」を丁寧にご説明。施主様の想いを形にするため、一つひとつの工程を慎重に計画しています。

古民家リノベーションの魅力

古民家改修は、ただ新しくするだけではなく、その建物が持つ「温かみ」や「歴史」を受け継ぐ作業です。できるだけ解体した古材を再利用するなど、「新しさ」と「懐かしさ」のバランスを大切にしています。

これからも工事の進捗をお伝えしていきますので、古民家リノベーションに興味のある方はぜひお楽しみに!
もし「うちの古民家も相談したい」と思われたら、どうぞお気軽にご連絡ください。一緒に大切な家を未来へつなぐお手伝いをさせていただければ幸いです。

ブログ再開のお知らせ

みなさま、こんにちは!埋金木工所です。
しばらくお休みしていたブログですが、このたび再開することになりました。

これからは、工事の進捗やリフォームのアイデア、地元に根ざした活動の様子などを発信していきます。日々の暮らしに役立つ情報や、私たちの仕事への想いをお届けできればと思います。

どうぞお楽しみいただければ幸いです!引き続き、よろしくお願いいたします。

基山で楽しいことをする

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ちょっとプライベートなお話ですが、最近は地域活性化の観点から地元である基山町にもっと若い世代の人たちを集めて基山の良さを体感しようといったような取り組みをプライベートで行っております。

 

気の合う仲間3人で自分たちがやりたい事だけを中心にイベント企画して実行するわがままなプログラム。

組織名は"Tanoshim"

構成は平均年齢33歳で、アウトドア好きな足つぼマッサージ師、一級建築士、そして私が名ばかり大工の3人です。

小難しい「地域起こし」や「まちづくり」などの概念ではなく、自分たちが楽しいから他の人たちも呼びたくなるようなイベントをして、自然と人が集まって繋がりが生まれるような企画を考える。

 

ワンデーカフェを開いたり、山に登ったりと企画は様々。

その一コマを今回は記事に残しておこうと思います。

 

テーマは「地元の酒蔵にある使われてない古い蔵をどうにかできないか?」

 

結論から言うと、佐賀県、福岡県から古い建築に興味があるボランティアを募って、日中はみんなで蔵の片付け&大掃除。夜はその片付いた蔵で誰でも参加出来る一夜限りのバーをやって地域の方々と盛り上がるイベントでした。

その際、溜まって処分に困っていた木製パレットを再利用して我々で移動式屋台を製作し使用しました。

それがこちら。

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コンセント付きで上下分割式なので移動も楽々です。

 

そして夜はこんな感じでした。

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当日は酒蔵「基峰鶴」さんの協力のもと、20歳から上は70歳近くの方まで幅広く多くの方に参加していただきとても充実したイベントとなりました。

やっぱり楽しいことをする!って大事ですし、それを一緒に共有できるひとたちがいてくれることに感謝です!

無垢フローリング

こんにちは。

床のリフォームは工事の中でも最も多く、今年もすでに大小合わせて数十件やらせていただいてます。

やはり最近はクルミが人気ですね!!その次はスギかな?

施工前

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施工後

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床の張替えと言っても単純作業ではなく、実はそれぞれ家によって状況が様々なんで結構知恵がいるんです。

要素としては、

 

  • 床板を支えている根太や大引(床の下地)の状態
  • 床下の湿気の状態
  • シロアリの有無
  • 幅木の状態(上記写真の床と壁の接合部にある薄い化粧板)
  • 壁や床の歪み

 

これらの状態によって毎回工事の方法や手間が大きく違ってきます。

でも、やはり世の中には上記の内容を全く無視して格安をうたって「とにかく張る!単純に張る!下地?シロアリ?無視して張る!」といった業者が多いです。

みなさん注意してくださいね。

 

今は訪問販売に加え、家電メーカーやホームセンターでも住宅リフォームを販売する時代です。

その場合、ほとんどは安く雇われたどこの誰かも分からない下請けや孫請けの業者がやってきます。

心配ですよね。。。

やはりおすすめは地元で長く営まれてる逃げも隠れもできない工務店に頼むのが一番安心ですね。

 

ウッドデッキ

こんにちは。

本日2件目の記事です。

 

新築時に購入したウッドデッキが7年でボロボロなので修理してほしいとのご依頼を頂きました。

早速見に行ってみると、、、

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しっかり腐ってます。。。

 

腐らない材料で最近は樹脂製の材料もあるのですが、夏は非常に熱くなる欠点や値段が高いこともありあまりお勧めできないのと、なによりワンちゃんを遊ばせる空間でもあるということだったので材料は木材から選びました。

 

今回の修理では耐久性を重視してバツのデッキ材を使用するのですが、全部壊して総取替えとなると予算的にも厳しいので下地に関しては解体しながら使える部材は部分的に残して進めました。

 

3寸5分角の下地材はたっぷり防腐処理して、表と幕板はバツ材で組んでいきます。

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これで安心して愛犬と遊んだり、お庭でのアウトドアを楽しんで頂けると思います。

 

ありがとうございました。

屋根工事

こんにちは。

また前回の記事から間が空いてしまいました。。。

今日のうちに記憶の整理も兼ねてこの二ヶ月間の工事をいくつか紹介せねばと思っております!

 

まずは前回の記事に続き、同じような雨漏りで朽ちた屋根のリフォームの紹介。

 

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雨漏りを長年放置したせいで屋根自体もだいぶ腐ってました。

とにかく悪いところがなくなるまで全部を解体したら次はしっかりと組み上げていきます。

元の屋根はベニヤなども多く使われておりましたが、今回はしっかり九州の無垢材で仕上げます。

室内もそうですが、合板やベニヤよりも本物の材料を使って仕事をさせて頂けると職人としても気持ち良く仕事ができますし、なによりやってて楽しいですね!

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二重垂木の部分もあるので少々時間はかかりましたが無事に完了です。

防水シートまで張ってしまえば、あとは板金屋さんにバトンタッチでガルバリウム鋼板で仕上げてもらいます。

普段は私と棟梁の2人での作業ですが、雨が迫ってましたのでうちの建具職人も加わり3人がかりでバタバタしてました。

 

どうか雨漏りの気配を感じた際には早めの連絡をお待ちしております。

コストも最小限で済みますし、家自体の寿命が大きく変わってきます。

屋根のリフォーム

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こんにちは。

ようやく春らしい陽気になってきましたね。日中も作業をしてるとぽかぽかして本当に気持ちがいいです。

そしてなにより、家のメンテナンスをするには最適なシーズンですね!

家も生き物のようなものです。梅雨や台風シーズンに向けて今のうちにしっかりと調子が悪い部分を治してあげましょう!

 

特に雨漏りは一番恐い部分でもあります。室内までポタポタくる場合もありますが、部屋中ではなく壁の中に流れ込んで知らない間に躯体が朽ちてボロボロなんてことがよくあります。少しでも雨漏りの気配がしたら早急に点検をしてあげてくださいね。

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それはさておき、写真は雨漏りを放置して下地まで腐ってしまった屋根の工事です。二重垂木といって屋根が二重になっている構造です。

長持ちするように合板ベニヤではなく九州産杉材ですべて組み上げます。

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ここまできたら防水処理をして、板金職人にバトンタッチです。

 

車の車検と同じように家も定期的な検査が必要なんです。住宅の主治医として埋金木工所では無料点検も行っておりますのでお気軽にご相談ください♪

早期発見は工事も楽で、コストも最小限に抑えられるので面倒ではありますが時々気が向いたときにでも意識しながら家の周りをグルっと歩いてみるのも一つの手です!