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夏の準備はお済みですか?

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埋金木工 折り込みチラシ

近々、夏に向けて各種建具の張替えをメインに広告を出させていただきますので一足先にオンラインでも掲載させていただきます。

新聞折り込みチラシを見ていると、ここ数年で木工所以外の張替え業者も急速に増えましたね。価格も非常に安くなっております。

ただ、張替えは注意する点も多いので少しご紹介します。

全体に言えることは「安さだけで選ばない」こと。

安すぎる場合、必ず紙や網の質、糊の質、張りの強さに問題があります。

  • 障子も襖も張替えの祭は建具本体の状態に応じて糊の希釈加減が重要になります。この調整がダメだと建具本体を痛めたり、剥がれ、シワの原因になります。
  • 襖に関しては本襖、段ボール襖、ベニヤ襖など様々な種類があり、手間や材料も変わってきます。古い紙を全て剥ぎ取って、芯材のチェックをしてからの張替えは基本ですが、最近は古い紙の上からそのまま機械を使って張ることで短時間で仕上げる業者も多く、その場合、後々四隅にシワが出たりすくことも多いので注意が必要です。
  • 網戸に関しては、網の張り具合が最も重要で、ある程度経験のあるプロでないと難しいです。特に、大きな網戸の場合は張りが強すぎるとアルミの枠が歪むことがよくあります。かといって張りが弱いとアルミの枠がグラつくので動きも悪く、網戸本体の寿命が著しく縮みます。
  • 張替え自体がうまくできていても、最終的に現場でノミやカンナ、ノコ、ドライバーを使って建付け調整をしなければ戸の間に隙間ができたり動きが悪いままだったりすることがほとんどです。なのできちんとした建付け調整ができる業者を選ぶことをお勧めします。

 

このあたりに注意して掛かりつけの病院のように信頼できる業者を決めておくと安心ですね!