Hello, Woods

This blog shows you what Umegane woodworks does

ウッドデッキ

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今回はウッドデッキ製作のお話。

写真はヒノキの角材からウッドデッキの材料を切り出しているところ。もちろん九州産です!今回は耐久性と予算のバランスを考えた結果、お客様にはヒノキ(節あり)をご提案させていただきました。製材所から一般的な30mm厚ほどの材料を買ってくれば早いのですが、十二分な耐久性を考慮し40mm以上の厚さの板が必要なので一から材料を作ります。手間はかかりますが普段は住宅のリフォーム現場でバタバタしておりますので、たまにこうやって作業場にこもっての仕事があるとホッとします。笑

 

最近はDIYブームの影響もありウッドデッキもネットやホームセンターに低価格で出ております。ただ、構造や材の厚み、材の種類などを考えるとほとんどの商品は、、、

しかも確実に腐る材料、厚みも20mmで「15年以上の使用を見込める商品」などと言ってみたり。「保証」の代わりに「見込み」という言葉のチョイスがズルい!!それでも数万円はしますので注意が必要ですね。

 

すいません、脱線しましたね。笑

話を戻して写真を紹介します。

Before

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After

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しっかりと基礎を固め、水平を出して下枠を建てていきます。この時にポイントなのが水平は出すのですが、雨水が家側に流れて溜まらないよう最終的にはデッキの先端がわずかに下がるよう組み付けます。

天板の厚みは45mmほどで保護塗装も二度塗りしており、ビス穴も防水処理しておりますので長く使っていただけるかと思います。

ウッドデッキもいろいろ
  • 材料が国産針葉樹の場合→木の温もりや質感を最も感じれる。比較的低価格だが定期的な防腐処理などのメンテナンスが必要不可欠。
  • 外国産の固い輸入材(バツ材など)の場合→そこそこの木の質感もあり耐久性も高いのでメンテナンスの頻度は少なくて良い。しかし高価。
  • 木目調の樹脂製材料の場合→見た目もきれいで樹脂なので腐らない。メンテナンスも必要なし。ただ木の質感は無く、夏場などは高温になるので素足では楽しめない。値段も高価である。

ウッドデッキと言っても様々で私個人の意見では時間のある方には国産スギやヒノキなどで作製し、メンテナンスしながら木の質感を満喫してもらうのがお勧めかもしれません♩