Hello, Woods

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ユニットバスリフォーム

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今回はI様邸のお風呂のリフォームをさせて頂きました。

お風呂のリフォームとなると大掛かりな工事のイメージが強いですが、大変なのは解体と基礎工事で工事自体は1週間以内で完了するんです。

ただ、お客様にとって一番楽しくも大変なのは、どのメーカーのどのモデルにするかを決めることが最も大変かもしれません。どのメーカーもそれぞれの長所や個性があり私たちプロでも悩んでしまうんですよね。

なので私どもも問屋さんと話したり、業者向け展示会に足を運んだりしながら常に勉強し、値段とクオリティーのバランスが取れたモデルをご提案できるよう準備しております。

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今回は洗面台も取り替えて、脱衣全体もリフォームいたしました。

床には国産天然木のヒノキを張り、亜麻仁油ベースの自然塗料で仕上げております。これで湿気の多い脱衣でも足がベタつくことなく快適に過ごしていただけますね。

I様、今回も大変お世話になり誠にありがとうございました。

 

Before

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お寺の欄間修復

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今回は組子の欄間を修復させて頂きました。

 

先日、いつもお世話になっているお寺さまからお堂の欄間が崩れてきているとの連絡があり伺ってみると、組子がボロボロと崩れ落ち危機的な状況になっておりました。

130年以上前の作品ですので細心の注意を払いながらの取り外しです。

昔の職人さんの技に触れるとちょっとタイムスリップしたかのような感動があります。

 

(修繕前)

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今回は昔の職人さんに敬意を払い、かつ長い間頑張ってきた欄間さんの疲れを癒す思いで修繕させて頂きました。これからまた100年、200年と活躍してくれることを願います。

サッシのリフォーム

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こんにちは。

雨が降らず梅雨らしくない日が続いてましたが、今日は久しぶりの恵みの雨です。

夏を目前に控えたこの時期は、網戸や障子の張替えはもちろんですが雨や台風対策、断熱効果を高めるためにペアガラスへの交換や雨戸、サッシのリフォームのお仕事を多くご依頼頂いております。

交換後、一番感じていただけることはやはり冷暖房効率の改善です。

ガラスが二重になるのはもちろん、昔の製品に比べサッシ枠自体の精度や気密性も高まっているので冷暖房効率を一気に高めてくれます。

また、築20年以上の家ともなると必ず倒れ(家自体の重みで僅かに建物が傾くこと)が出ており窓やドアの動きが悪くなったり隙間ができたりすることが多くあります。そんな問題もサッシのリフォームで新築の状態に改善できますのでドアや窓の動きもスムーズになり、閉まりにくくなっていた鍵もきちんと戸締りできるようになったりと、多くの問題を解決してくれます。

 

もしも窓やドアなどのサッシ関連でお悩みの方がおられましたらお気軽にご相談ください♪工事自体も上記写真のような場合で各1日と比較的短時間で施工できますのでおすすめです!

檜の床

f:id:uhiomitsu:20170608110101j:plain合板フローリングからヒノキの無垢材フローリングへ

冬は暖かく夏はベタつかず涼しいなど、一年を通して合板よりメリットの多い無垢材ですが、今年も本領を発揮する時期がやってまいりました。

気づけばもう梅雨ですね。

 

この時期、築10〜20年経過するお家になると合板のフローリングの場合、湿度と温度の関係で劣化に拍車がかかり、最もベタつく季節です。もちろん合板の接着剤や塗料の劣化がきっかけで化学物質過敏症などのアレルギーを起こす方も少なくなりません。

そこで解決策として最も有効なのが無垢材のフローリングへの張替えです。

無垢材だと化学物質が出ることもありませんし、ベタつきもほぼありません。さらに、木の香りや質感も楽しめて室内でスリッパを履く必要も無くなります。

もしもフローリングの張替えをご検討の方がおられましたら一度、無垢材フローリングもご検討されることをお勧めします。コストは若干高くなりますが、快適性と耐久性が圧倒的に高いので将来的にはメリットが多いです。

是非チェックしてみてくださいね。

瓦の修理

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こんにちは。

埋金木工所では住宅の主治医になることを目指し、建具、住宅設備、リフォーム、アルミサッシ、左官工事などなど住宅に関する様々な工事を長年行っておりますが、もちろん瓦工事も例外ではございません。

瓦などの屋根材はハシゴで登らないと確認できないので何か問題が起きていても早期発見は難しいんですよね。雨漏りが起きてようやく気づく、なんてことも多いです。

今回は、雨樋修理のご依頼を頂いた際に屋根の点検を行ったことで発見することができたのでよかったですが、10キロ以上ある鬼瓦が外れかかり、銅線一本でつながっている状態でした。これが落ちてきたらと思うとゾッとしますね。

おそらく一昨年の大雪と昨年の地震によるものだと思われます。

 

だいぶ雨が流れ込んでいる状態でしたので、今回は鬼瓦の修理に加え、漆喰の修復、他の瓦で痛んでいる箇所の取り替えをさせていただきました。

 

これから梅雨の時期に入りますが、雨漏りはお家にとって大きなダメージになりますので皆様も今一度注意深く屋根や雨樋をチェックしてみてください。

不安な方は点検いたしますのでご連絡いただければすぐに駆けつけます!

早めの点検で何も問題なければ無料で済みますし、塗装や部分修理で早めの対策を打つこともできます。

発見が遅れて塗装すらもできなくなると、屋根の総葺き替えとなり高額な修理費用がかかりますので要注意ですね!

夏の準備はお済みですか?

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埋金木工 折り込みチラシ

近々、夏に向けて各種建具の張替えをメインに広告を出させていただきますので一足先にオンラインでも掲載させていただきます。

新聞折り込みチラシを見ていると、ここ数年で木工所以外の張替え業者も急速に増えましたね。価格も非常に安くなっております。

ただ、張替えは注意する点も多いので少しご紹介します。

全体に言えることは「安さだけで選ばない」こと。

安すぎる場合、必ず紙や網の質、糊の質、張りの強さに問題があります。

  • 障子も襖も張替えの祭は建具本体の状態に応じて糊の希釈加減が重要になります。この調整がダメだと建具本体を痛めたり、剥がれ、シワの原因になります。
  • 襖に関しては本襖、段ボール襖、ベニヤ襖など様々な種類があり、手間や材料も変わってきます。古い紙を全て剥ぎ取って、芯材のチェックをしてからの張替えは基本ですが、最近は古い紙の上からそのまま機械を使って張ることで短時間で仕上げる業者も多く、その場合、後々四隅にシワが出たりすくことも多いので注意が必要です。
  • 網戸に関しては、網の張り具合が最も重要で、ある程度経験のあるプロでないと難しいです。特に、大きな網戸の場合は張りが強すぎるとアルミの枠が歪むことがよくあります。かといって張りが弱いとアルミの枠がグラつくので動きも悪く、網戸本体の寿命が著しく縮みます。
  • 張替え自体がうまくできていても、最終的に現場でノミやカンナ、ノコ、ドライバーを使って建付け調整をしなければ戸の間に隙間ができたり動きが悪いままだったりすることがほとんどです。なのできちんとした建付け調整ができる業者を選ぶことをお勧めします。

 

このあたりに注意して掛かりつけの病院のように信頼できる業者を決めておくと安心ですね!

木と土と紙で創るトイレ

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こんにちは。

今回はちょっとこだわったトイレのリフォームをご紹介します。

これまでもリフォームを含め様々なお仕事でお世話になっているお客様からご相談を受け、トイレのリフォームをさせて頂きました。

もともとは大便器、小便器が二部屋に分かれておりましたが、お客様と相談の結果、年齢や今後のことを考えると車椅子の出入りも視野に入れて設計させて頂きました。

 

床はヒノキ、腰壁はスギ、壁は珪藻土を塗っております。窓には障子を入れることで高い断熱効果も期待できます。床には亜麻仁油ベースの自然塗料を三度塗りしておりますので汚れの心配も最小限に抑えることができます。

一番の魅力は、自然素材の「木と土と紙」で創ることで部屋全体が呼吸し、かつ調湿効果が生まれるので空気も淀まず心地よい空間であることですね。

単にトイレとして考えると贅沢すぎるかもしれませんが、トイレだからこそ気持ちの良い空間であってほしいと思います。

 

 

Before

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話は変わりますが、このお家の壁は昔ながらの泥壁・漆喰でできておりました。やはり家の中に入った瞬間に空気の違いが分かります。外は夏日でしたが室内は空気に淀みがなく、涼しいんです。他の現場でもクロス貼りの現代の家はどうしても空気が淀み湿気もこもりやすいのですぐに窓を開けたくなりますが、昔の家は室内の空気が違います。寒かったり段差があったりと不便も多いですが評価すべき点も非常に多いですね。

ここ最近、今回のリフォームのように和風で伝統を感じることができるデザインを日本在住の外国の方々から高く評価して頂ける機会が増えてきました。多くの外国の方は一般住宅から伝統的な建築が減っていることを残念に思っているようです。もっと我々日本人が日本の家の魅力に気づいて海外に発信できるようになると素敵ですね!