Hello, Woods

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建具の里帰り

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襖の張替え

 

先日、襖の張替えのご依頼を頂いたので引き取りに行くと約40年ほど前に埋金木工所から納品したものでした。

時々あることなんですが、やっぱり嬉しいですね!!

里帰りしてきた襖を手直しして、現場でも立ちの具合を鉋で調整しましたので、あと20年は安心です。

 

最近は、古民家のリノベーションも盛んになってきて「昔の古いだけの建具」が実は「日本の職人技が詰まった価値あるもの」として再認識されてきております。

工場で機械やロボットに既製品を作らせるのも大事なことです。

しかし、海外からの注目も高まる日本の将来にはこんなふうに職人の技や想いが詰まったものを絶やさないようにすることも必要なんじゃないかな、と思ったりもします。

これからもできるだけ多くの伝統建具を救えるよう努力して参ります!!

古い建具で何かお困りの方はお気軽にご相談ください♪

 

デザイン

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Graphika inc. が見つけた、ステキなWEBサイト6選 – テーマは「写真で彩られたWEBサイト」 | 燕アンテナ by Graphika inc.

 

昨日、埋金木工所のロゴがTokyo TDC賞2017年(東京タイプディレクターズクラブ)Mark&Logotype部門に入選したことに引き続き、今回はGraphika inc.さまの記事で埋金木工所のホームページを紹介して頂いておりました。

大変有り難いことですね。

 

実はもう10年近く前になりますが、大学時代に5年間海外におりまして、ほとんど日本人のいない環境でその時たまたま大学で知り合った日本人の友人が今回ホームページやロゴを作成してくれた方なんです。

彼はデザイン専攻、私は森林の生態学を専攻しており、まさか将来こんなふうに仕事で関われるとは想像もしてなかったですね。

 

去年の夏に彼と彼の友人であるカメラマンさんと三人で何度も打ち合わせをし、実際に佐賀に来ていただいて炎天下の中、男三人でホームページ用の写真を撮りに山の中を走り回ったことが懐かしいです。

 

普段私は大工さんと建設現場で汗を流すというデザインというオシャレな世界とはあまり縁の無い日々を送っておりますが、今回の記事を通して棟梁のある言葉を思い出しました。

「伝統的な大工は芸術家と一緒。木の切り口一つにしろ、きちんとした仕事は美しい。」

大工とデザイナー、どちらもアーティストとするなば実は様々な共通点があるのかもしれませんね。

 

なにはともあれ、ホームページやロゴに負けないよう日々の現場仕事、さらに美しい仕事ができるよう努力して参ります。

 

 

Design   栗崎 洋 Hiroshi Kurisaki http://www.hiroshikurisaki.com/
Photo  村松 正博 Masahiro Muramatsu
 

 

2017

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昨年は多くの皆さまよりご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

今年も私どものコンセプトである「木と土と紙で創る住空間」を通して、木の魅力を体感していただけるよう精進して参ります。

 

写真は毎年おなじみの「ほんげんぎょう」。

所属する団体「きやまむら」で企画・開催するお正月の伝統行事、「ほんげんぎょう」は今年で18回目となります。

伝統を直接体感できるのが素晴らしいですよね!!

早朝ですが小さなお子さんも眠気に負けず多く参加頂いているので本当嬉しく思います。

 

このイベントでいよいよ2017年も始まりました!!

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

12月の工事をいくつかまとめてご紹介です

ユニットバスのリフォーム

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T様邸、お風呂のリフォームです。元のお風呂もまだ機能的には大きな問題はありませんでしたが、長年の使用による劣化や汚れ、また寒さの問題もありましたのでリフォームさせていただきました。

工程としては下記のようになりますので4日間ほどお風呂が使用できませんが比較的短期の工事で劇的に生まれ変わります。

  • 解体
  • 躯体の確認(腐れやシロアリ、構造の欠陥の有無などの確認をします)
  • 給水給湯の配管工事
  • ユニットバス本体施工
  • ユニットバスに合わせて出入り口の枠を取り付け
  • 窓ガラスを断熱ペアガラスに取り替え

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ただ、一番時間を要してお客様にも一緒に悩んでいただくのがお風呂選びですね。

どのメーカー、どのモデルにするかが本当に難しいところです。どこのメーカーも一長一短ありまして、、、

実際に各メーカーのショールームへ見学に行く際は埋金木工所が予約を取り、同行してアドバイスいたしますのでご安心ください!!

T様、この度は大変お世話になり誠にありがとうございました。

 

トイレのリフォーム

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A様邸、トイレの改修工事をさせていただきました。

基山の山奥にある昔ながらのお家で、大・小個室が二部屋のトイレでしたが、それを一つにまとめて広々とした空間にリフォームいたしました。場所の問題で今回は簡易水洗を使用しております。実は、最新のおしゃれで高機能な便器よりも簡易水洗便器の方が値段が高いんです。。。なんだか不思議な感じですよね。。。

今回は床に九州産ヒノキの無垢材を使用しておりますのでメンテナンスや耐久性の面でも安心して使っていただけると思います。

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屋根の工事

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M様邸、板金が痛んで雨漏り、且つ下側の化粧板がベニヤだっだこともありボロボロになっておりました。

今回は全て解体し、本物の杉材でやり直します。ベニヤは一切使いません。

化粧面と屋根板金の下地まで完了したら最後は板金屋さんと屋根を張って完成です。

割とシンプルな工事ですが、二度と雨漏りを発生させないために防水は徹底しております。人間の病気と一緒で1箇所からの雨漏りや腐れを放っておくと癌のように次々と他の部分を侵食していきます。早急な対応ができればそれだけ工事も短縮でき金額も安く抑えることができるので皆様もお気付きの際にはかかりつけの工務店か私どもにご相談ください。

 

木製フェンス作製

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S様邸のフェンスを作製させていただきました。

当初は一般的なアルミ既製品での予定でしたが、施主様が明確なイメージ図をお持ちだったこともあり、やはり木製のフルオーダーに決定。板の枚数や間隔のイメージもはっきりと決めて頂いておりましたので作業にスムーズに取りかかることができました。

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材はできるだけ腐らないよう船などに使うデッキ材を使用し、支柱にはアルミを使用しステンレスビスで固定しております。

今回は材が非常に水に強いことも考慮して無塗装でお客様に納品させていただき、オススメの塗料だけ紹介して塗装とメンテナンスはお客様ご自身にお任せしております。金額も抑えれますし、S様のようにご自身でのメンテナンスを楽しめるような方にはやはり本物の木材で作ることができて私どもも嬉しく思います。木目調のアルミや樹脂もありますが金額も高いうえに見た目や質感だと本物には劣るんですよね。

この度は誠にありがとうございました。メンテナンスで分からないことがあればいつでもご相談ください!!

 

 

毎度お馴染み、杉の無垢材フローリング

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今月も数件、埋金木工所ではお馴染みの九州産杉の床材を張らせていただきました。

この寒さですが「裸足で歩いてて気持ちい」「元の合板フローリングに比べ格段に暖かい」、この二つが毎回お客様からいただく感想です。キズは入りやすいですが気になるのは最初だけで、数年経つと木が家に馴染むのでキズも味に変化していきます。来年もこの床材も含め、たくさんの無垢材の床を多くのお客様に提供できるよう努力して参ります!!

 

まとめ

ちょっと時間が作れず広く浅くの内容となりましたが、お読み頂いた方のお役に立てる情報が少しでもあれば嬉しく思います。実は今日もすでに29日ですがまだまだ現場が動いております。今月も壁紙の張り替えや外装塗装、アルミサッシ取り付け、ペアガラスに入れ替えなど様々な工事を行なっておりますので別の機会に改めてご紹介させていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございます!!

 

 

 

外壁改修工事をさせて頂きました

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こんにちは。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。申し訳ありません、ちょっと間が空いての更新となりました。あっと言う間に12月になり今年も残りあとわずかですね。

 

写真は外壁の総張替え工事をさせて頂いたF様邸でございます。大変お世話になりました。

元の外装板は壁内の湿気や雨漏りで痛み、塗装も痛んでおりましたので新たに2色のサイディングでリフォームし屋根の塗装もしたことで新築のように生まれ変わりました。

家自体も大きく入り組んだ創りだったので見た目以上に作業工程が多く長期の工事で施主様には大変ご不便をおかけしましたが、施主様のセンスが感じられるオリジナリティーのある外観に私共々満足しております。

 

Before

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もともとは全体的にブルー系の塗装でしたのでリフォーム後は黒の収縮色の効果ですっきりと引き締まった印象になっております。

普段は外壁塗装でのリフォームが多いですが、外壁自体を新しく張り替えると手間とコストはかかるものの仕上がりはさらに気持ちのいいものになりますね!!張替え工事ですと防水工事もしっかりリフレッシュできるので安心感もグッと高まります。

 

そして、話は逸れますが、、、休憩の際に頂いたお茶菓子の自家製芋けんぴ、今まで食べた芋けんぴの中でも最高の味でした。私もトライしてみようと思います。

F様、この度は誠にありがとうございました。

 

 

テレビボード

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こんにちは。

今回はテレビボードをご紹介します♩知人が新居へと引っ越しが決まり、テレビボードの作製依頼を受けておりましたので日曜日に休日返上で作ってみました。と言っても半分は個人的なプレゼントのようなものなので休日にしか作業ができないんでお待たせしておりました。

どんな部屋にも合うようにコンセプトは「とにかくシンプルな箱」といった感じ。材料は25mm厚のメルクシパインを使用しております。

前面を完全に一枚の板で塞ぐデザインでシンプルながらも開閉のスタイルには無駄に、いや、本当に無駄にこだわりました。笑

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仕上げはパイン材の色や質感を最大限引き出すために蜜蝋ワックスを塗り込んでおります。

にしてもオーダーサイズなので幅が2m、奥行きが60cmとビッグサイズで重量も50キロほどに。。。搬入が。。。

 

普段の仕事では天然木の板を中心に使用しますが、たまには今回のような集成材も面白いですね!!ちゃんとそれなりの木材でありながらモザイク調のデザインもモダンな質感を演出してくれます。

ただ注意が必要なのが、天然木や集成材はいいのですが、一般的な家具の材料のほとんどはベニヤ板やMDF、パーチクルボードと呼ばれる素材が主流で、とても木材とは呼べないものなのです。

余談ですが、家具屋さんに行くとお洒落なテレビボードがたくさんあります。そして天然木や無垢材を使用と明記してあるものも多くあります。しかし、そのほとんどは天板のみに本物を使用し、他の9割以上は全て木目をプリントしたベニヤ板かMDF材、パーチクルボードで構成されている場合が多いです。皆さんももし家具屋さんで家具を選ぶときはしっかりと材質を確認して購入してくださいね!!

 

そんなこんなで、今回はパインの集成材ですが木のテレビボードのお話でした。お読み頂きありがとうございました♩

 

慶應義塾大学からお客さま

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慶應義塾大学(加藤文俊研究室)から学生さんが取材に来られました!!

日本全国を回って各地域で暮らす人々の様子や働き方、まちへの想いを調査しローカルコミュニティの姿、あり方を学んでおられるようです。今回は基山町で8人の方にインタビューを行って各人物のポスターを作製し、明日11/1(火)から基山図書館で展示が行われます。

 

インタビュー先に選んで頂いたからにはしっかりと情報を提供せねば!と意気込んで硬くなっておりましたが、インタビュー開始から30分もするとリラックスしてきたのかベラベラと余計なことまで話していたような気がします。。。笑

ただ、今回のインタビューを通して私自身どのような想いで埋金木工所を営んでいるのか、今後はどのような展開をしたいのか、どのように地域貢献や社会貢献をしているのかなど再確認できた機会でもありました。インタビュアーの2人には本当感謝ですね!!2人とも聞くのも聞き出すのも上手で素晴らしい方たちでした。

 

最終日のポスター完成とプレゼン

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インタビューの間にパシャパシャと撮影もされておられましたが、気づかないうちに男前な写真も撮って頂いており素敵なポスターが出来上がっておりました!!建設業を営んでてポスターになるなんて今回が最初で最後でしょうねぇ。笑 貴重な体験でした!!

 

基山の人びとのポスター展

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◎日時:2016年11月1日(火)〜15日(火)9:00〜18:00(※月曜日休館)
◎会場:基山町図書館(〒841₋0204 佐賀県三養基郡基山宮浦60-1)
・企画:慶應義塾大学加藤文俊研究室
・協力:基山フューチャーセンターラボ

基山の人びとのポスター展🍂 - fklab.today